津市シェアサイクルとは?LUUPで乗れる2つのモビリティ
津市のシェアサイクル事業は、スマホアプリ「LUUP(ループ)」を使って気軽に「電動アシスト付き自転車」と「電動キックボード」をレンタルできるサービスです。
通勤・通学・買い物から、駅から目的地までの“ラストワンマイル”まで、短距離移動を便利にすることを目的としています。
過去に紹介している記事はコチラです↓

レンタルできるモビリティ一覧
利用の流れは、アプリ登録 → ポートで車両を選ぶ → アプリで解錠 → 利用後ポートに返却、というシンプルなステップで、観光客でも使いやすい仕組みになっています。
令和7年度では利用者が飛躍的に拡大!
令和7年度総ライド数は前年度比3.7倍
実証実験を通じて、津市はエリア拡大・ポート数増加・車両増台・料金見直しなどを段階的に実施してきました。
その結果、令和7年10月の総ライド数は、令和6年10月と比べて約 3.7倍 に増加しています。
高い回転率を維持
津市ではシェアサイクルの利用が順調に増えており、特に令和7年10月には高い回転率が記録されました。
回転率とは、1台が1日に何回使われたかを表す数字です。「1.0」なら1台あたり1日1回利用、「0.5」なら2日に1回ペースとイメージするとわかりやすいです。
冬場は全国的にシェアサイクルの利用が減る傾向がありますが、その中でも0.6前後を維持していることから、津市では安定したニーズがあることがわかります。
同規模クラスの自治体と比べると?
一般的に、同規模クラスの地方都市では、シェアサイクルの月平均回転率は以下のような水準に収まることが多いとされています。
- 冬季:0.3〜0.5前後(寒さや悪天候で利用が落ちやすい)
- 通常期:0.5〜0.8前後(「ある程度は使われている」イメージ)
この水準と比べると、津市の「冬でも0.6前後」「10月に0.95」という数字は、同じ規模感のまちの中では“やや高め〜高水準”の利用状況と評価できるレベルです。
令和6年度・7年度の比較
※ポート数・台数は記者会見・資料をもとにした令和7年度実績値です。
| 項目 | 令和6年度(10月時点) | 令和7年度(10月時点) | ポイント |
|---|---|---|---|
| ポート数 | 約30箇所程度 | 46箇所 | 利用エリアの拡大で“乗れる場所”が増加 |
| 車両台数 | 約50台程度 | 80台 | 自転車とキックボードを増台 |
| 総ライド数 | 1.0とした場合 | 約3.7倍 | エリア拡大+料金見直しの効果が顕著 |
特に、料金体系を見直し、利用しやすい価格帯にしたことが利用増加の大きな要因とされています。
令和8年度はポート70箇所・150台へ!実証実験のポイント整理
令和8年度は「移動の円滑化」と「回遊性の向上」をさらに進めるため、実証実験の規模を大きく拡大します。
将来的な「民間主体での運営」を見据えた、本格的なフェーズに入るのが令和8年度の特徴です。
実証実験の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実験期間 | 令和8年4月1日(水)〜令和9年3月31日(水) |
| 目的 | 津西エリア・三重大学エリア・津新町駅エリアへの拡大と、既存エリアも含めたポート・車両増設により利用率を向上させ、将来的な民間主体運営につなげること |
| 事業費用 | 1,584万円(内閣府の地域未来投資交付金等を財源に含む) |
規模(ポート数・車両台数)
ポートや車両は令和8年4月以降、順次増やしていく計画で、特に大学・駅周辺など日常利用が見込まれる場所を重点的に整備していく方針です。
何がレンタルできる?車種と料金プランを改めて確認
レンタルできるモビリティ
| 種類 | 詳細 | 想定される主な利用者 |
|---|---|---|
| 電動アシスト付き自転車 | バッテリー内蔵で、ペダルを漕ぐ力をアシスト。坂の多いエリアでも快適に走行が可能。 | 通勤・通学者、買い物客、ちょっと長めに移動したい人 |
| 電動キックボード | 道路交通法に基づいた車両区分となり、ルールを守ることで公道走行が可能。ヘルメット着用推奨。 | 駅から会社・学校への移動、観光客、短時間利用のビジネスパーソン |
料金体系(令和8年度)
令和6年度から料金体系の見直しやサブスクリプションプランの導入が行われ、令和8年度は利用しやすい料金設定になっています。
サブスクプランのポイント
サブスクリプションプランに加入すると、以下のようなメリットがあります。
4月は乗り放題キャンペーンが開催!
利用促進とルール周知を目的として、令和8年度のスタートにあわせて「乗り放題キャンペーン」が実施されます。
乗り放題キャンペーン概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 期間 | 令和8年4月15日(水)〜4月22日(水) |
| 対象モビリティ | 電動キックボード、電動アシスト付き自転車 |
| 対象者 | LUUPアプリを登録している利用者 |
| 内容 | 15分間、何度利用しても0円で乗車可能(期間限定) |
さらに、令和8年4月6日には、三重県警察等と連携した「安全啓発活動」が津駅前で実施される予定です。
電動キックボードなどの新しいモビリティでは交通ルールの理解がとても重要なため、こうした啓発イベントと組み合わせて事業を進めていく点も特徴です。
将来は民間主導へ?津市シェアサイクルの今後の展望
津市は、令和8年度の大規模な実証実験を通じて、将来的に民間事業者が主体となって運営できるスキームの構築を目指しています。
ポートの充実や利用者数の増加により、単なる「実証実験」から、日常の交通インフラとして定着していくことが期待されます。
シェアサイクルは、バスや鉄道ではカバーしきれない“すき間の移動”を埋める役割を持つため、今後、商業施設・大学・住宅地などとの連携が進むと、津市全体の回遊性と利便性がさらに高まっていきそうです。

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