市議会は聞いたありますか?
聞いている方は少ないかと思いますが、市議会は市の方針を決定するところであり、興味深い議論もたくさんあります。
この記事では、令和6年11月に松阪市議会で行われた、幼稚園の統廃合が進む現状と今後の方向性についての議論を解説します。
全国的に問題!?幼稚園の統廃合とは
全国的に少子化が進む中、幼稚園の入園希望者は減少傾向にあり、多くの自治体で幼稚園の統廃合が進められています。特に園児数が一定基準を下回る園では閉園や休園が増加しており、地域の子育て環境にも影響を与えています。
一方で、保育ニーズの高まりを受け、幼稚園と保育園を一体化した認定こども園への移行が全国的に進展しています。
市議会での答弁を見てみよう!
令和6年11月議会から引用

【議員】
幼稚園教育と認定こども園のこれからについて伺います。
保育園と幼稚園が再編され、認定こども園ができました。一方で、保育園やこども園を希望する割合は増えているものの、幼稚園の入園希望者が減少しているという現状があります。
松阪市立幼稚園・保育園あり方基本方針に基づいて、3年連続で閉園基準の15人未満となった場合に、翌年度の新規入園を停止し、停止した3年後の3月をもって閉園とするという決定がなされました。
現在の幼稚園の状況と今後の見通しについてお伺いします。



【市役所】
まずは、幼稚園、こども園、保育園の統廃合の現状を、過去3年間の状況で御説明させていただきます。
令和4年度では、幼稚園が18園、こども園が3園、保育園が17園の計38園でございました。
令和5年度に、幼稚園12園、こども園が8園、保育園が13園の計33園となりました。
令和6年度の現時点での状況につきましては、総園児数が3年連続で15人未満となった阿坂幼稚園が令和9年3月末をもって閉園予定であり、港幼稚園が再び総園児数が15人未満となったことで、閉園基準の1年目という状況でございます。射和幼稚園は2年連続で総園児数が15人未満となっています。保育園では、令和7年3月末をもって花岡保育園と若草保育園の2園が閉園となり、令和6年度末では、幼稚園12園、こども園8園、保育園11園の計31園となる見込みでございます。
今後の見通しでございますが、幼稚園、こども園、保育園の統廃合については、平成29年3月に策定し、現在は令和4年3月に改定した松阪市立幼稚園・保育園あり方基本方針に基づき、進めているところでございます。
今後のこども園化につきましては、人口減少が進む中で、各園の状況も大きく変わることが想定されます。このことから、令和9年3月のあり方の改正において、現状を踏まえた形で今後の方向性を出していきたいと考えております。



【議員】
令和9年に改正するということで、多分それまでにいろいろ検討しなければならないことがいっぱいあると思います。
その辺もしっかりとこれからの松阪市の子どもたちのために、幼稚園教育というのは大事なところもありますので、その辺、今の幼稚園を生かしながら進めていただくということでお願いしたいと思います。
この答弁からわかったこと
- 3年連続で閉園基準の15人未満となった場合に、翌年度の新規入園を停止し、停止した3年後の3月をもって閉園とする。
- 令和4年度では、幼稚園18園、こども園3園、保育園17園の計38園
- 令和5年度では、幼稚園12園、こども園8園、保育園13園の計33園
- 令和6年度では、幼稚園12園、こども園8園、保育園11園の計31園
- 令和9年3月に予定している幼稚園・保育園あり方基本方針の改定で、幼稚園の統廃合の基準が変更する可能性がある。
幼稚園の統廃合が進んだ先に何があるか
適切な規模の集団教育が実現すれば、教育の質向上が期待されます。
また、施設の改修や新設により、安全で快適な環境整備も進むでしょう。
令和9年3月の方針改定では、閉園基準の見直しや山間部の幼稚園存続を考慮した例外措置が議論される可能性があります。
今後も市議会の動向に注目し、地域の子どもたちにとって最適な教育環境について共に考えていきましょう!
コメント