子どもからの「〇〇してー」「〇〇ちょーだい」とおねだりを受けた時、断るのが面倒で、子どもの言うことをなんでも聞いてしまっていませんか?
おねだりをなんでも受け入れていると、親はなんでも言うことを聞いてくれると思い、子どもがよりわがままになってしまいます。
これを読んでいるみなさんは、今回紹介する断るためのコツを習得して、「ダメなことはダメ」とはっきり断れる親になりましょう。
子どもの「〇〇がほしい!」という気持ちに寄り添うことからスタート
最初は、とにかく子どもの気持ちに寄り添って、声掛けをします。「〇〇がほしいんだね」「その気持ちはすごいわかるよ」など言葉にして伝えましょう。
子どものおねだりを気持ちの寄り添いもなしに断ってしまうと、「私のことは何も聞いてくれない」と感じ、親の言うことも聞かなくなります。
簡潔な理由でビジネスライクに断る
子どもの気持ちに寄り添った後、簡潔に理由を伝え、簡潔に「〇〇はできないよ」断ります。3,4歳以上で、ある程度言葉が理解年齢なら、一回断った後に、詳しい理由を再度説明してもいいでしょう。
「おかあさんはこっちのほうをしてほしんだけど、どうかなー?」など、言い方が柔らかすぎると、子どもは「ごねたら言うこと聞いてくれるかも」と思ってしまいます。断る時はきっぱりと断りましょう。
断る際の言い方は、できれば「〇〇できないよ」より、代替案を提案して「〇〇は次の機会にして、〇〇しようよ」という言い方の方が望ましいです。子どもは否定されることを嫌うためです。
断るためのルールを事前に伝える
例えば、スーパーで「お菓子を二つ買って(親的には一つにしたい)」と言われる場合は、「お菓子は一回の買い物で一つだけ」と子どもとルールを決めておきましょう。
ここでのポイントは、二つ。
一つは、このルールを子どもと相談して、子どもが納得した上で決めることです。親が勝手に決めたルールでは、自分で納得したうえでの「我慢」ではないので、その時は「我慢」したとしても、他の場面でも使えるような「我慢」を学ぶことができません。
もう一つは、何度もそのルールを伝えることです。お出かけの際の場合は、家を出る前に一回、店に入る前に一回、の少なくとも二回の案内はした方がいいでしょう。この時も、「お菓子は買わないよ!」と指示するのではく、「お菓子を買う際のルールは何だった?」と子ども自身に確認させた方がいいでしょう。
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