モンテッソーリ教育は、イタリアのマリア・モンテッソーリ博士によって考案された教育法で、世界各国で広まっている教育法です。
モンテッソーリの教育施設は、子どもが自立して、自分で自分のことができるように、隅々まで整えられた部屋づくりがされています。この部屋づくりの考え方は、一般の家庭においても十分に活用できますので、ぜひ実践していただき、部屋づくりで子どもの自立を促しましょう。
子ども専用の「棚」
今回の部屋づくりの、主役は「棚」です。
実際に我が家では、一歳半の息子の自立を促すために、下の写真のように棚を設置しています。
ニトリのこの棚が、サイズ的にも、見やすさでも抜群に良かったです。写真の棚は、棚板を一枚追加しています。
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これを上手く使って、モンテッソーリの部屋づくりをしていきましょう。
歯ブラシの置く位置
自立を促すことにおいて、大切なのは、道具を分かりやすい場所に使いやすいように置くことです。
歯ブラシは、どこに置いてますか。
子どもが自ら歯磨きをするには、まず、置く位置が大切です。置く場所について、注意すべきは以下のポイントです。
- 子どもが手にしやすい位置にあるか(踏み台をセットしないと届かない場所、棚の中などはNGです)
- 近くに鏡があるか(歯磨き時の確認用の鏡)
- 誰の歯ブラシかわかりやすく置いてあるか(家族分まとめて置くのはNG)
今、私の息子は1歳半で自分で歯を磨くことはできませんが、上記のことを気を付けて置いたところ、自分から進んで歯ブラシを口に入れることができました。息子は磨くことには興味がないらしく、しばらく口に咥えたら満足して、捨ててしまいますが(笑)。今後は、親が磨く姿を見せ続けることで、息子の磨くことへの興味を引き出し、近いうちに、自ら磨いてくれると思っています。
服は子どもが選びましょう
子ども自身でもできるのに、ついつい親がしてしまっているのが、「服選び」です。
服選びは、指さしができる段階からするのがお勧めです。
服を子ども自身で選んでもらうのに重要なポイントは、ズボンと上着のセットを2セット用意し、どちらがいいか選んでもらうことです。
また、自分で着替えれる年齢になったら、座る台も服の近くに置きましょう。台に座った方が、ズボンの脱着がしやすいのでお勧めです。
子どもが興味があれば、洗濯物を畳んで棚に置くまでを子どもに手伝ってもらうのもいいでしょう。
身だしなみコーナーをつくろう(ティッシュ、ゴミ箱、鏡)
身だしなみコーナーを設置して、子どもが「自分の顔汚れてないかな」とチェックできる場所を作りましょう。
どの家にも洗面台には鏡があると思いますが、踏み台に登らないと見えない場所では、子どもが気軽に自分の顔をチェックすることはできません。
踏み台などに乗らなくても、自分の顔が見える位置に鏡を置き、ティッシュボックスのそばにゴミ箱も必要です。
二歳未満の子どもが鼻をかむことは難しいですが、鼻からでた鼻水を拭くことは一歳半ぐらいからでも十分にできます。とは言っても、なかなか子どもに「やって」と言っても難しいでしょう。親が、鼻をかんでからティッシュをゴミ箱に捨てるまでの見本を何度も見せてあげましょう。
まとめ
モンテッソーリ教育では、子ども一人ひとりの発達段階に応じて教育することを大事にしています。
部屋づくりも、発達段階に合っているか確認する必要がありますので、子どもを日々観察し、最適な作り方を考えていきましょう。
今回のモンテッソーリの部屋づくりの参考にしたのはこの本です。
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