最近は、「指示」がないと行動できない子どもが増えているようです。
子どもに、片付けなど何かをさせようするとする時、「〇〇して」と指示して、それでもできなかったら、脅したり、ご褒美でつったりして言い聞かせようとしていませんか。
そのようなことをすると、その時は聞くかもしれませんが、それでは、子どもが「指示」がないと動かない子になってしまいます。
なぜなら、その子どもが「やるべきことは何なのか」という本質的なことを何もわかってないからです。
これから紹介する声掛けを参考にして、「自分から行動する」子どもに育てていきましょう。
「指示」ではなく、「情報」を与える
子どもに何かをさせる時は「指示」でなく「情報」を与えましょう。
大人に言われてするのではなく、自分が決めてやるということが大事なのです。
【具体例】①
×「オレンジの皮はゴミ箱に捨てなさい」
〇「オレンジの皮はゴミ箱に入れるものだよ」
【具体例】➁
×「おもちゃを片づけなさい!」
〇「おもちゃを使った後は、何をするんだっけ?」
〇「ここにおもちゃが置いてあると、〇〇ちゃんがつまずいてこけちゃうよ」
どうでしょうか。印象が全然違いますよね。
子どもを叱るその前に、言い方を考えてみましょう。
小さな成功体験をたくさん経験する
小さな成功体験をたくさんすると、「自分はできるんだ」と思うようになり、何にでも自分から行動するようになります。
ここでのポイントは、小さな成功体験を「見える化」することです。
例えば、読んだ本のタイトルを箇条書きするノートをつくることです。子どもが「僕はこんなにたくさんの本を読んだんだ」と自分の成功体験を見ることができ、「もっと本を読もう」と考えるようになります。
また、全てできなくても、できた一部分だけを、「〇〇できたね」と褒めることも重要です。
例えば、散らかしたおもちゃをすべて片付けられなくても、一つ片づけられたら、「〇〇を片付けることができたね」と褒めましょう。これを繰り返すうちに、「自分は片付けができるんだ」と思うようになり、すべてを片付けられるようになるはずです。
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