本記事は、四日市市公式発表、地元ニュース、国土交通省資料などをもとに、四日市花火大会中止の経緯と2025年の復活内容、他の三重県主要大会との比較、そして今年の楽しみ方をわかりやすく解説します。
目次
四日市花火大会中止の背景
四日市花火大会は、1958年から続く伝統ある夏のイベントでしたが、2022年を最後に中止となりました。
主な理由は、長年会場だった霞ヶ浦地区で「四日市霞ヶ浦地区国際物流ターミナル整備事業」が始まり、2021年度から2030年度まで大規模な工事が続くためです。
この整備事業は、岸壁や臨港道路、ふ頭用地などを新たに整備し、四日市港を国際物流拠点として強化するもので、全体事業費は583億円にものぼります。
会場が使えなくなったことで花火大会は一時休止となりましたが、市民からの再開要望を受け、2025年から新会場での開催が決定しました。
「2025年 四日市花火大会」の開催内容
- 開催日:2025年8月31日(日)19:15~20:00(予備日9月7日)
- 会場:第2・第3埠頭(千歳町)
- 打上発数:2,000~3,000発
- 最大号数:10号玉(一尺玉)
- 観覧席:8,000人(無料・抽選、四日市市内在住者限定)
- 屋台:納屋防災緑地など「にぎわいエリア」に出店予定
- ライブ配信:公式サイトで実施予定
観覧席は抽選制で、1組5名まで応募可能。会場外からの観覧や立ち入りは制限されますが、ライブ配信でも楽しめます。
三重県主要花火大会との比較
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大会名 | 開催日 | 打上発数 | 観覧席・入場料 | 特徴・備考 |
---|---|---|---|---|
四日市花火大会 | 8/31(日) | 2,000~3,000 | 無料(抽選・8,000人) | 新会場・市内在住者限定 |
伊勢神宮奉納全国花火大会 | 7/19(土) | 約7,000 | 有料席あり/無料観覧エリアも有 | 日本三大競技花火 |
熊野大花火大会 | 8/17(日) | 約10,000 | 無料 | 三尺玉海上自爆が名物 |
津花火大会 | 7/26(土) | 約5,000 | 無料 | 海岸線3kmから観覧可能 |
桑名水郷花火大会 | 7/26(土) | 約10,000 | 有料席あり/無料観覧エリアも有 | 川の中州から打ち上げ |
「2025年 四日市花火大会」の楽しみ方ガイド
- 観覧席の応募:市内在住者限定・抽選制。事前申し込みが必要です(1組5名まで)。
- シャトルバス利用:無料シャトルバスが運行予定。希望時間を選んで応募時に申請できます。
- 屋台エリア:「にぎわいエリア」に多数の屋台が出店予定。夏祭り気分も楽しめます。
- ライブ配信:会場に行けない方も、公式サイトのライブ配信で自宅から楽しめます。
- 熱中症対策:埠頭会場は日陰が少ないため、飲み物や帽子などの準備を忘れずに。
まとめ
四日市花火大会は、霞ヶ浦地区の大規模な港湾整備(総事業費583億円)のため一時中止となりましたが、2025年に千歳町の新会場で復活します。
今年は2,000~3,000発と県内では中規模ですが、抽選で選ばれた8,000人の市民が間近で迫力ある花火を楽しめます。
今後も新技術の導入や演出の進化など、四日市花火大会のさらなる発展に期待が高まります。
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